Fender USA 62 Stratocaster 浅見出の機材紹介

こんにちわ、ギター講師の浅見出です。


今回もエレクトリック。最近、エレクトリックは前回紹介したレスポールと、今回のストラトの2本ばかりです。ジャズの現場でも最近はこのどちらかでやってしまう事がほとんど。理由はなんとなくフルアコやセミアコだとサウンドと言うかアプローチが限定される感じがするのと、やはりルーツ的な、ブルースやロック的なアプローチこそ私自身の根っこからある音楽的衝動と言うか、自分らしさなのかな、と思うようになっているので。まあ、単純に天邪鬼なのも多分にあります笑


そんな今回のストラト、今所有している楽器では一番長い付き合いなんですよ。


Fender USA 62 Stratocaster


1997年製で、私が手に入れたのは確か1999年だったと思います。高校を出て結構すぐだった気がする、多分春の事でした。


シンプルでロー出力なスリーシングル、アルダーボディにローズウッド指板の典型的な62年リイシューですね。


ストラトって大好きな楽器なんですけど、なんと言うかなかなか振り向いてくれない憧れの片想いって感じで、もうずーっと弾いているのになかなか思う通り弾けなくて、もう18年もこの楽器を弾いているのに最近やっと仲良くなれてきた感じがあるんです。


それまでに色々イジっていて、


・ピックアップキャビティへのアルミ箔シールディング

・ステンレスのミディアムジャンボへのリフレット

・タスク材へのナット交換

・ゴトーのマグナムロックへのペグ交換、それに伴うストリングガイド外し

・ジャック交換


などなど、色々やっているんですが、それもこれも何か変化が欲しい気持ちの現れですね。


ただストラトのサウンド自体は本当に好きなのでピックアップなんかは替えていません。また何かやるならピックアップキャビティのシールディングはいつか外すかもなぁ。またノイジーになるかもだけど。


ピックアップキャビティへのシールディングのお陰でレスポールよりもノイズはないので、仕事には本当に最高です。引き換えに、若干のハイ落ちはありますけどね。


あとはストラトの宿命、弦落ちが多少あるのですが、それはタッピングの時くらいだからまあマシな方なんだろうな。


と、色々書いたけど、やっぱり好きなんですよ。カスタムショップでもなんでもないこのストラトですが、さすがに18年も弾いていると良く鳴るし、その辺のカスタムショップでもここまでサウンドしません。そして上にも書いた通り最近ようやく仲良くなれてきてストラト弾くのが楽しいんですよね。


ストラトってローが全然出なくて、ショボショボなくらいが良いんですよね。ブリッジをフローティングするとローがばっさり落ちる感じがありますが、それでこそストラトサウンドだと個人的に思います。そこまでアームを多用するわけではないけど、フローティングしちゃう。


もう18年弾いてるけど、この先何年もまだまだ弾いていきたいギターです。

 

追記。

 

その後、ブリッジをウィルキンソン・タイプのGotoh製VSVGに交換しました!

ブリッジ交換した記事はこちら

その後の使用感等はこちら