1,3,7度で作るコードフォーム

皆さんこんにちは、市川市のギター教室ギタリストの浅見出です。


ジャズなんかで良く使うコードはマイナーやメジャーも含めたセブンスコード、もしくはさらにテンションを足したコードが多いですが、ジャズギターのレッスンではまずは1度、3度、7度を使ったコードフォームをやっています。


完全5度の音は一部を除いてほとんどのコードに入っている上、明るさ等にはあまり寄与しないって言うのと、1,3,7度のコードフォームがジャズギターに於いて伝統的なフォームだからです。


上の写真のフォームを覚えて、それぞれのところにルート音を持ってくれば出来上がり。


ビッグバンド的に四つ切りで演奏したり、コンボ編成でコンピングしたりといろいろ使えますよ。


このコードフォームは6弦か5弦にルートを持ってきて、3度と7度が3,4弦に来るのでその他の5度やテンションノート等を入れたい時は2弦に足せば良いし応用も効いて使い勝手もとても良いですね。


四つ切りの時にベーシストがいればルートを省略して3度と7度だけでリズムを刻んだり、コンボ編成でピアニストがしっかりとコードを鳴らしているような時もルートを省いて3度と7度だけでコンピングしたりとかなり応用が効きます。テーマやなんかを弾く時も2弦にメロディを持ってくればハーモナイズも出来るしとても使いやすくオススメ。


また、この3度と7度の位置が分かっているとアドリブなんかでもコードトーンを意識出来るのでジャズなんかでは基本的なコーダルなソロをとるのにもとても役立ちます。


詳しい説明はレッスンでしているのでこのブログではなかなか書ききれませんが、基本でありながらこれさえ分かれば的なフォームで素晴らしいですよ。フレディ・グリーンはもちろん、ジム・ホールのハーモナイズド・ベースラインもこれを使っています。


基本でありながら、いや、基本だからこそ奥が深くいろいろな場面で使えるこのコードフォーム。私もレッスンで取り上げる度に再発見の日々です。