サブドミナント・マイナーの処理。

皆さんこんにちは、市川市の音楽教室ギタリストの浅見出です。


先日レッスンでサブドミナントマイナーを取り上げたので少しご紹介。


サブドミナントマイナーは、メジャーキーの同主調(FメジャーキーならFマイナーキー)のサブドミナントマイナーに当たるコードを持ってきたものです。Fメジャーキーだと、Gm7(b5)や、Bbm7Eb7です。GbM7もサブドミナントマイナーなのですが、同主調ではないので今回は割愛。


さて、このコードのポイントは、キーの6度の音が半音ずつ下がって5度に解決すると言うところ。


Fメジャーキー(先日のレッスンではFの曲だったのです)だと、6度のDの音が入ったコード(この場合BbM7)からサブドミナントマイナーでEb7(半音下がったDbが入ってます)へ行って、トニックのFM7(5度のC音が入ってますね)へと解決します。


Eb7がセブンスコードだからと言って、ツーファイブの時みたいにトライトーンを解決させるわけじゃないので注意!ツーファイブがわからない方はトップページから理論講座をどうぞ。


アドリブの時はそれぞれのコードでポイントとなるこれら半音下がる動きを出して上げればコーダルな響きでソロが弾けます。そして、あえてこの音を出さないように避けてあげるとコード感の希薄な浮遊感あるフレーズになりやすいですね。


先日レッスンで取り上げた備忘録も兼ねてお裾分けでした。