アナログとデジタル

こんにちは、ギタリストの浅見出です。


この1年くらい、ワタクシのペダルボードはチューナー以外オール・アナログペダルです。とは言っても「デジタルはダメ、アナログ最高!」なんて言う気はさらさらなく、いろいろ試しているうちに今現在たまたま全部アナログになっただけ、なんですけどね。


アナログが良いのは何よりシンプルだから。単純に、つまみを回せば効果がダイレクトに分かるのでそんなに込み入ったエフェクトの使い方をしない私にはちょうど良いんですよね。


そしてもう一つは環境の変化に対応しやすいから。これは上に書いたシンプルさとほとんど同じなのですが、私の場合ライブハウスだけではなくカフェやバー、セミナーなんかだと防音室の中とか、いろいろな場所で演奏するので結構音が変わるんですね。なので直感的な操作感で現場にパパッと対応するのはとても大事。プリアンプまで入ったマルチとかはとても便利で、昔使っていたので結構好きなんですが、今の活動の中だと少し対応しづらいのです。


でも、デジタルがダメでは全然ないんですよね。ディレイなんかは状況によってはデジタルの方が良い場合はたくさんあるし、デジタルディレイの場合は操作感も直感的な事が多いので現場の変化にも問題ないですしね。そして何よりオールインワンのマルチは常に同じ音が出しやすいのです。これはいつもライブハウスだとか、同じような環境で演奏している人にはやはり最高だと思います。


私の活動でも、プリアンプとかは使わず単純にエフェクトのみならマルチでも充分対応出来るのではないかと思っていたりします。環境の変化はアンプのEQで対応すれば良いですからね。と、書いてみたけど、やはりリバーブやディレイの深さはそうはいかないかなぁ。


まあ、何より今の時代デジタル抜きには何も出来ないと言っても過言ではありませんね。私自身レコーディング等はもちろんデジタルですしね。


それでもマルチではなくコンパクトで、デジタルがないのは、そのペダルが好きだからです。結局好きで使ってるだけ笑。便利さや持ち運びを考えるのはもちろん大事で、私も小型ペダルはかなりお世話になってますが、あまりそればかりだといかにも仕事的でテンション上がらないんですよねー。やはりメンタルはとても大事笑。少しくらい重い思いをしても使って楽しい機材を使いたいのです。理屈じゃない笑


と、言いつつも近い将来、とあるデジタルペダルを導入しちゃうかも笑。乞うご期待~!