ピリオダイゼーション理論について。

こんにちは、ギタリストの浅見出です。

突然ですが、


戦術的ピリオダイゼーション理論


と、言うのを知っていますか?

私も全然詳しくはないのですが、ピリオダイゼーション理論とはサッカーでの理論・考え方で、「サッカーはサッカーによってのみ上達する」と言われる理論です。


簡単に言うと、サッカーに置いては一定のペースで走り続ける事はないんだから、無駄に何十分もランニングするような事はやめよう、ってようなものです。サッカーに必要な体力や筋力、技術はサッカーの中で培われるはずだから、ただ走る時間があるならどんどんボールを使って練習しましょうよ、って言う考え方です。


この理論、私にはものすごいスッと入るのです。走るにしてもボールを使った走り方とかスピードのチェンジとか、色々ありますもんね。


これ、音楽にも全く同じことが言える気がずっとしています。音楽のためになる筋トレなんて存在しないとずっと思っていたけど、この理論を知った時に自分の中でようやく確信を持てた気がしました。良くギターでもカッティングはお風呂の中で腕を振れば良いとかまことしやかに言われたり笑、ドラマーやパーカッショニストがやたらと身体を鍛えたりとかしているのを見かけますが、それは身体を鍛えるのであってそれと演奏はまた別の話だと思うわけです。


ギターに必要な握力はギターを弾く事で手に入れられるし、左手や指弾きでの右手の指の独立もギターを演奏する事で手に入れられるのです。エレクトリックベースやレスポールが重くてもそれを持ち続けて演奏、練習する事で必要な体力を得られるし、2時間のライブなら2時間のライブのように練習する事で必要な体力を得られるわけです。


吹奏楽部とかでも腹筋したり走ったりって言うのを良く聞きますが、早くなくなれば良いのになぁ。キツい中走り続ける事で根性が~とか言うのは一理なくもないけど、それと音楽の技術等とはまた別の問題ですよね。


私は音楽的ピリオダイゼーション理論、ギター的ピリオダイゼーション理論を提唱していきたいと思います。今はサッカーだけだけどそのうち音楽でも当たり前になる日が来るかも。