オクターヴ・ファズ、JH-3S〜浅見出の機材紹介

こんにちは、ギタリストの浅見出です。


私の持っているエフェクターの中で、少し変わっていて一番特徴的なのがオクターヴ(オクターブ)・ファズです。先日のライブでも使っていたのですが、ジミ・ヘンドリックスで有名なペダルですね。


オクターヴ・ファズってあまり馴染みのないエフェクターなのですが、一番有名なのはやはりジミヘン、パープルヘイズのギターソロですね。今聴いてもものすごい演奏で大好きです。この世界はマニアがすごいですが、ジミの使用したペダルはオクタヴィオ、もしくはオクタヴィアと言われてますね。エンジニアのロジャーメイヤーの作ったペダル。


どんな音かと言うと基本的にはファズなのですが、12フレットを越えると1オクターヴ上の音が混ざってくると言う、なかなか変態ちっくなペダルなのです。これが不思議で、212フレットのB音はオクターヴ上が鳴るのですが、17フレットのB音ではオクターヴ上が鳴らないんですよね。カギは倍音なんだろうけど、何故なんでしょう。回路に詳しい人に聞きたいです。一般的にはフロント・ピックアップで、トーンを若干絞るとオクターヴ上が出やすい、とされていますね。


私の持っているオクターヴ・ファズはDunlop/MXRJH-3Sと言うペダル。このペダルに関して言えばフロント・ピックアップならトーンは別に絞らなくても普通にオクターヴ上の音は出ますね。回路的な事は良く分からないですが、おそらくオクタヴィオと同じなんでしょう。もちろんパーツや抵抗値等の数値は違うでしょうし、何よりケースがMXRの所謂コンパクトサイズなのでオクタヴィオとは全然違うわけですが、もちろん私は完全再現なんて望んでもいないので問題なしです。まあ、それでも出音はかなり似てますけどねぇ。


単体でもかなり楽しめるのですが、やはり歪みと組み合わせると非常に使いやすく良いペダルです。かなり飛び道具的な感じなので1度のライブの中で使うのを1,2回くらいにしないとしつこいのが玉に瑕笑。私の持っているエフェクターの中ではおそらく一番飛び道具的だと思うのですが、それでも使いやすい方だとは思います。


ローポジションでも良い感じのファズサウンドですよ。