演奏に必要な脱力の仕方を考える。

こんにちは、ギタリストの浅見出です。


私が演奏する上で、一番大事にしているのが、


脱力


です。


出来る限り身体に対してノンストレスな状態で自然に演奏したいものです。私が演奏するギターやウクレレ、トレスといった弦楽器は手(指)と腕を使いますが、その手や腕は肩に繋がっていて、その肩は胸や首に。またそれらは胴体に繋がっているわけですよね。さらに頭を使って考えたり、目で見たりするので頭も大事。

と、なるとその上半身を支える骨盤が大事、足が大事となってくるわけです。


なんて言う感じで、演奏って、結局身体全体のことなんですよね。身体全体を見渡して、緊張してストレスのかかっているところがないか。私の経験で言うと、特に上半身(その中でも首、肩、胸あたり)が硬くなっていると肝心の指が全然動かない事が多いですね。今までに実際あったのが、例えば左手が力んで上手く動かないので、右手の力を抜くように気をつけたら上手く左手も力が抜けた、とか。で、よくよく見てみると力が抜けたのは右手や左手ではなく、胸や肩なんですよね。


私の生徒さんなら経験したことのある方も多いと思いますが、私のレッスンだと腕の使い方や力の抜き方なんかを結構言いますね。初心者の方がCのコードを押さえるのでも、腕の使い方一つで上手くいったり、いかなかったりするわけです。


こんなことを二十歳前よりずっと考えて練習していて、10年くらい前に出会って以来何度も読んでいるのが写真の「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」。最近また読んで、また小さな発見がありました。これってある意味、体幹なんかとも繋がる話だよなぁ。


生徒さんなんかには常々言ってますが、演奏も腕や指を動かすのは運動ですからね。自分の身体を無理なく、効率よく使って演奏していきたいものです。


写真のもう一冊は最近購入したちょっと面白そうなボディマッピングの本。また新たな発見や出会いがありますように!