ディミニッシュとオーギュメントの迷宮世界。

こんにちは、ギタリストの浅見出です。


最近なぜかディミニッシュとオーギュメントについて話をする機会が増えています。本当に偶然なのですが、このシンメトリーな世界が良く目の前に広がる。


ディミニッシュは1オクターブ12音を4等分した世界、オーギュメントは同じく1オクターブを3等分した世界ですね。


例えば、


Cディミニッシュなら


C E G A


Cオーギュメントなら


C E G#


一時期は、この2つのコード、またはスケールは使うだけでかなりの効果があって強いので、もう少し抽象的な表現がしたかった私はもう少しシンプルなモードを好んでいて、あまり使わずに避けていたりもしたのですが、このところなぜか目に留まる事が多く、改めてこのシンメトリカルな音世界に魅了されています。


この、周波数とかではなく、ただ単に1オクターブを等分すると言うのはある意味オカシイのかもしれませんが、その結果現れるこの効果たるや。音の強烈な効果がやはり強いですが、何よりシンメトリカルなスケールはただそれだけで美しい。ギターで弾くとこれまた運指が美しいです。特にホールトーンスケールなんかはさながらポルカ・ドットの上を踊っているかのようです。


セブンスコードをはじめとしてマイナーメジャーセブンスやマイナーセブンス♭5等いろいろなところに潜り込んでカラーを出せるのも魅力。リハモも含めたら本当にいろいろなところで役に立つこの2つのシンメトリカルなスケールとコードの魅力を再確認する近頃。


アラン・ホールズワースの言葉じゃないけど、」美しいフレーズには美しい運指」と言うのが1番気持ち良く当てはまる素敵なスケール。


シンメトリカルな迷宮世界。今日も入り込んで冒険してみよう。