三声のダイアトニックコードその2〜第十六回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。


ようやくスタートしたコード編、皆さんいかがでしょうか?


三声のコードのことをトライアド、なんて言ったりすることも多いのでこちらも覚えてみて下さいね。


前回やったメジャースケールから出来るダイアトニックコードはメジャーコード、マイナーコード、ディミニッシュコードの3種類にグループ化出来ましたよね。今回はCメジャーキーの中でのグループ化をしてみたいと思います。


まず、前回やったCメジャースケールから出来るダイアトニックコードは、


C

Dm

Em

F

G

Am

Bdim


の、7つでした。


この中から、まずは王様を決めます。それはもちろん、Cメジャーコードですよね。だってCメジャースケールから作るんですから。


そのCメジャーコードのことを


トニック


と、言います。トニックは他にもあって、


Emと、Amがトニックにあたります。これは構成音を考えると分かりますね!


C - C E G

Em - E G B

Am - A C E


それぞれCメジャーコードと共通音が2つもあります。


そして次はF音が入る2つ。


F

Dm


これらを


サブドミナント


と、言います。CメジャースケールにおいてFの音は少し特異な音なんですね。もっとあとで触れますが、Cメジャーコードと綺麗に調和しない唯一の音がF音なのです。


そして最後、F音とB音が両方入るグループ。


G

Bdim


これらを


ドミナント


と、言います。


って、あれ!?


GメジャーコードにはF音は入ってませんよね!?


そうなんです、確かに入っていないのですが、Gメジャーコードの構成音GBDにさらに3度を重ねると、F音が出てくるんですね。

これは三声だと入っていないのですが、四声にすると出てくるのです。


そして、ここが重要!


Cメジャースケールをばっちり聴いた直後にGメジャーコードを鳴らすと、人間は勝手に脳内補完してFの音まで聴き取ってしまうんですねー!


なので、Gもドミナント。


これらトニック、サブドミナント、ドミナントの代表的なコードをとって


CFG3つのコードを


基本三和音


なんて、言います。聞いたこともあるのでは?


一般的に、


トニック 安定

サブドミナント やや不安定

ドミナント 不安定


なんて、言われます。


曲の物語はトニックで安定しているところに事件が起こってサブドミナントで少し不安に、でもまたトニックで落ち着いたりしながら最後はジェットコースターのようにクライマックスでドミナント、不安定に!そして一件落着、トニックで安定。


なあんて具合に進んで行くわけですね。


ではまた次回をお楽しみに!


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