メジャースケールその2〜第十回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。


前回からスタートのメジャースケール編、今回は色々なメジャースケールを作ってみましょうね。ではでは、早速。


まずは前回のおさらいで、CDEFGABの音程を改めて見てみましょう。


まず、始まりであるCからの音程は、


全てCからで、


C 完全1

D 2

E 3

F 完全4

G 完全5

A 6

B 7


と、長音程と完全音程しかありません。


長音程の長は、英語だとメジャーになるのです。ちなみに短はマイナー。メジャースケールだからってわけではないのですが、メジャースケールは長音程と完全音程しかないので覚えやすいです。


そして、隣同士の音程は、


C-D 2度(全音)

D-E 2度(全音)

E-F 2度(半音)

F-G 2度(全音)

G-A 2度(全音)

A-B 2度(全音)

B-C 2度(半音)


と、なります。


こちらは以前にも書いた通り、EFBCの間だけ半音!でしたね。


よくどこのサイトでも本にでも書いてあるのが、この隣同士の音程の全音や半音を言って、


全全半全全全半


と、言うやつですね。これはどこのサイトや本でも書いてあるだけあって、やはり分かり易い。実際にやってみましょうか!


では、Fメジャースケールを作ってみます。もちろん始まりはFからですよね。


まずは単純に


FGABCDEF


と、並べてみます。が、皆さん既にお分かりのように、これではCDEFGABを並べ変えただけなので、さっきの全全半全全全半ではないですね。

このままだと、


F-G 全音

G-A 全音

A-B 全音

B-C 半音

C-D 全音

D-E 全音

E-F 半音


と、全全全半全全半になっちゃってますよね。これを全全半全全全半に並べ変えるには??


3つ目のA-Bを半音に縮めてあげないといけませんね。ただし、Aをシャープさせちゃうと、その手前のG-AG-A#になり、全音どころか短3度になっちゃうので、これではダメ。そうではなく、Bをフラットさせると、


A-Bで半音になり、その次も


B-Cで全音になるので、改めて見てみると


F-G 全音

G-A 全音

A-B 半音

B-C 全音

C-D 全音

D-E 全音

E-F 半音


と、ちゃんと全全半全全全半になったわけですね。


他にも見てみると、キーGメジャーだったら

GABCDEFGだと、全全半全全半全


なので、


E-F間のFをシャープさせると、E-F#で全音になり、次のF#-Gも半音になって、


GABCDEF#で全全半全全全半


いかがですか?


手前から見ていって問題があればシャープかフラットを使って全音か半音になるように広げたり縮めたりするだけなんですよね。


そして


ポイントはアルファベットは必ず1種類しか使わない事。上記のキーGメジャーでもGABCDEGと、書いても確かに全全半全全全半ですが、音は同じでも書き方が混乱してしまうのでアルファベットは必ず1種類にしましょうね。


まずは焦らず始まりの音からゆっくり数えてみて下さいね。暗記する方法だったりも色々ありますが、まずは理解する事が大事です。音楽理論とかって、別に知らなくても音楽自体は出来るので焦って覚える必要はないですよ。ただし、知っていればより深く音楽に触れ合える事が出来るものでもあると思いますので少しずつ、学生のテストみたいに暗記するのではなく、ゆっくりしっかりと理解して下さいね。


全全半全全全半だけでなく、始まりの音からの音程もちゃんと長音程と完全音程になっているかじっくり確認しながら時間をかけて理解しましょう。


次回ももう少しメジャースケールを作っていきますのでご安心を。


ではまた次回!


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